美味しんぼの風景
うちの両親は、食べ物の趣味がまったく違います。
母親はたいていの食べ物はなんでも食べられるほうなんだけど、父親はすんごい偏食。
悪いことに、父親が好きな食べ物は、数少ない母親の嫌いな食べ物だったりする(;´Д`)
ベン図で表すと、まったく交わることのない円が二つ並んでるようなカンジ。
で、お互いに「あんなものが好物という人の気が知れない」と思っていたりします。
おかげで実家に帰るたびに母親から
- お父さんはあさりの味噌汁ばっかり食べようとするけど、しじみのほうが絶対美味しい。
- どっちでもいいよ(;´Д`)
- ブリ(父の好物)が好きだなんて信じられない。もっと美味しい魚はあるのに。
- 同意(;´Д`)ブリ苦手
- 魚といえばブリ、サバ、かつおしか食べない。瀬戸内海で美味しい魚いっぱい食べて育っただろうに(うちは両親とも香川県高松市出身)。
- これは私も不思議。
- 魚の皮や縁側を残すなんて!!美味しいところなのに!!
- 信じられないよおとうさん(;´Д`)皮ダイスキー
- 作った料理のすべてにしょうゆと味の素をかける!味をつける意味がないじゃない!!
- これはマジで許せない(;´Д`)
という父親への愚痴を聞かされます。
しかも毎回同じネタなので、聞いてるこっちが辛くなってくる…。
まぁ正直母の手料理で育った私は母親の意見におおむね同意だったりするんだけど(;´Д`)、それにしたって母言い過ぎ。
父親は父親で
- 母さんは自分が食べるものばかり作って私のものは作らない。
- おかんが食べたいものを、おとんが食べられないだけじゃない(;´Д`)
- 「好きなものを買って来い」というから、ブリを買って帰ったら怒られた。母さんは惣菜を買ってくることを期待したらしい。
- 病弱な妻に無理矢理料理さすな(;´Д`)
- 母さんの味付けは薄いから、しょうゆをかける。
- じゃあ作ってもらわなきゃいいじゃん(;´Д`)
- 母さんはいつも妙なものを作る
- 偏食家からするとそう見えるらしいが、母は料理が大変上手なので、新作料理であってもまずいことはまずない。
などと言うものだから、平行線ですよ…。
んで、こういう光景ってどっかで見たなーと思ったら、「美味しんぼ」でありがちなシーンなんだと気づいた。
「美味しんぼ」詠んでたときは、食べ物ごときで人間関係なんてこじれねーっつの、って思ってたけど、意外とこじれるものですな(;´Д`)
うちは母親が海原雄山以上にガンコ者なので、体力にも余裕がある父親が妥協してくれればいいと思ってるんだけど…山岡さんなんとかして(;´Д`)